皆さん、こんにちは。
㈱愛孝 愛知支社の野田です。
今日も豆知識をお伝えします。
2022年夏の電力不足が懸念されることから政府が発した「節電要請」。対応に賛否もある中、注目が集まる「節電」について、くらしの中で気になるトピックを紹介していきます。
今回のトピックは「エアコンの動作温度」です。近年は猛暑になると国内でも気温40度を超える場所が出てきますが、通常の家庭用エアコンは何度くらいまで正常に動作するのでしょうか。それを超えてしまうとどうなるのでしょうか?
通常のエアコンは、JIS規格(冷房過負荷試験条件)で外気温43度までの動作が保証されています。このため通常の使用なら問題ないのですが、気をつけなければならないのが室外機です。
家電量販チェーン、ノジマのWebサイトでは、エアコンの室外機はコンクリート造りのベランダやアスファルトの道に面した場所など「熱の溜まりやすい環境」に置かれていることが多いと指摘。さらに周囲に物があって風通しが悪くなると温度が上がり過ぎて「冷えが悪くなる」などの症状が出るとしています。
室外機はできるだけ日陰に設置し、周囲に物は置かないようにします。空調メーカーのダイキン工業は高温の環境は「熱を捨てる効率が低下し、電気を余分に使ってしまう場合があります」と説明。特に吹き出し口をふさいだり、空気の通りが悪い状態になっていると「放出した熱風を(室外機が)再び吸い込んでしまい、冷却効率が著しく低下します」としています。